2014年2月10日
ある日の午後
懐かしい顔がエスタミネーにやってきました!
左は外海町からエスタミネーに17年通ってくれたNorikoさん。
エスタミネーを縦横ナナメからサポートしてくれました。
右は住吉の喫茶店「麦ばたけ」のAyakoさん。
こちらも一番最初に私たちが長与駅の近くで
小さな喫茶店をやっているときから暖かくサポートしてくれました。
本当に長崎に来てからず〜とおふたりのような方達に支えられて
今のエスタミネーがあるのだと感謝しています!
これはなぁ〜に?
先週火曜日の生徒さんが
“I have a present for you!” と言って私にくれたもの。
スーパーサイエンス校に指定されている
長崎西高の「調理にみる科学」班の作品で
長崎県産のびわとジャガイモを使用しているそうです。
現在地元長崎のローソンで販売中だそうですよ!
It was great! Please try some!
この美しいモデルさん、いや私の以前の生徒さんのMoeちゃん。
会うたびに美しくなってきてうらやまし〜い。
妹さんのクラスが欠席で「Miwakoと話したい」とやって来てくれました。
春には大学生活も折り返しの4年生。
学校でいろいろと医学関連の論文も読み出して大変充実している模様。
本当に時はすごい早さで過ぎて行きますね。
そして1年4ヶ月働いてくれたMisakiちゃんが退職。
「ボランティアでそちらでお仕事させてください」
ある日一本の電話がかかってきました。
「ボランティアはいらないけどお給料をもらって
きちんと仕事をしてくれる人が欲しい」
そうして2012年のハロウイーンが彼女の初仕事となりました。
大学も来月で卒業し長崎の大手に就職が決定していて
春からは社会人になります。
いつも笑顔で頭の切れがよく、任せた仕事はきちっとこなし
留学経験もあって英語力は抜群。
事務所の仕事だけでなく小中高校生のクラスも担当してもらいました。
卒業旅行でヨーロッパ5カ国くらい行くそうです。
若いときは本当にいろんなところを見て欲しいです。
Misakiちゃん、エスタミネーで働いてくれて本当にありがとう!
あなたの素晴らしい未来に乾杯!
2014年1月27日
Knowledge Salonの目標のひとつが新しいものを生み出そうということ。
3Fにある The Lab のツアーに参加してみました。
この企業は寝たきりの人用の排泄物を自動で箱の中に吸引して
介護人は翌朝箱を持ち上げて処理するだけという機械を開発中。
大阪で一番歴史のある梅花女子大学児童文化・絵本コースの方達の
世界にひとつしかない手作りの絵本。
素晴らしいストーリーと装丁です。
同じ梅花大学のアニマルセラピー体験。
梅ちゃんと花ちゃんに会いたかったんですが、一瞬の差で間に合いませんでした。
この鏡もおもしろかったよ!
音楽系も。
三木楽器のコーナー。
離れたところの人同士で音のずれなくセッションできる機械。
カップヌードルを待つ3分間あなたをエンターテインメントしてくれるロボット。
ファッションが好きな人は鏡の前に立ったらこの女性があなたになります。
好きな柄やデザインを選んで着らずに試着ができます。
隣接のおもちゃ屋さん。人気のようです。
ゲーマーのイベントに長蛇の列。
おしゃれな野菜屋さん。
The Labはとってもおもしろいところで、大人も子供もチョー楽しく遊べます。
展示物も定期的に変わるそうです。
そこでエスタミネーで子供と親御さんのフィールドトリップを
3月頃計画したいなぁと思っています。
ガイドはすべて英語でやってくれるそうです。
ここは一日ではとっても足りない空間ですが、
ぜひみんなに体験して欲しいなぁ〜☆
外国人特派員クラブのトークのあと数人と知り合いになり、
その後お昼というか夕食を食べて「さあ、仕事!」と思って
テーブルで作業を始めようと思ったら、
「中村さんですよね?」と笑顔満面で声をかけてくれたTさん。
先日のcommunicatorさんがそのときの話から
私がSummerhill Schoolに興味があることをTさんに伝えてくれていました。
彼女は私が30数年前感銘を受けたイギリスのSummerhill Schoolに
12歳から17歳まで行ったそうです。
Summerhill SchoolというのはA.S.Neillが
1921年にイギリスにつくった画期的な学校です。
高校時代の私は日本の自分が行った学校に嫌気がさしていました。
生徒の試験の成績を毎回廊下の壁にはり、
生徒は成績順に番付され、
朝や放課後、そして夏や冬休みまで補習授業強制参加、
それに加えて週末の校外模試。
何の意味も見いだせず、
毎日「こんなのは教育じゃない!」と憤慨していました。
でも誰も異論を唱える者はいませんでした。
みんな進学校とはこういうものだと思っていたんだと思います。
私のこころは全く学校にありませんでした。
卒業する日まであと何日と指折り数えるだけ。
私が日本の教育に疑問を持ったのはあの非人道的な高校生活です。
学校の勉強は全く真面目にやらず
ボーイフレンドとデカルトを読んだり、星の話をしたり、
ビートルズを歌ったりコーヒーをサイフォンでつくったりと
生活の中心はふたりの時間。
知識を得ることは楽しいことなのに、
その喜びや感動を感じさせることができないのは教育ではないと思うのです。
彼といて楽しかったのは発見や学びが嬉しかったから。
デカルトの「良識とは・・・」とか
1ページ読むのもしんどい本を読んで、
ふたりで「良識」について何時間も語り合ったり、
ちょうどその頃地球に近づいていた小林・バーガー・ミロン彗星の
もやっとした光芒を白鳥座に認めて興奮したり、
ビートルズの
“Yesterday all my troubles seemed so far away
(きのうは問題ごとは遠くにあった)
Now it looks as though they’re here to stay”
(今はここにあって、まだ当分ここに居続けそうだ)
という歌詞に同感したり。
SummerhillのNeillの信念は
「学校は子供に合わせて作られるべきで、
その逆であってはならない」
Imagine a school …
(こんな学校を想像してみよう)
Where kids have freedom to be themselves
(こどもたちが自分になれるという自由を持っているところ)
Where success is not defined by academic achievement but by the child’s own definition of success
(成功は学業成績で判断されず、その子自身の成功の定義によって判断される)
where the whole school deals democratically with issues, with each individual having an equal right to be heard
(ひとりひとりが平等な権利を持って学校全体が問題に民主的に取り組む)
Where you can play all day if you want to
(その子が望めば一日中遊んでいい)
And there is time and space to sit and dream
(座って夢を見たり想像する時間と空間がある)
… could there be such a school?
(こんな学校があるだろうか?)
こんな素晴らしいSummerhill Schoolに5年間通ったTさん。
私がずばりSummerhillのいいところって一言でいうと
“Unconditional love and respect”
(無償の愛と尊敬)
これこそ教育の神髄じゃないでしょうか?
子供を信じてあげましょう。
大阪 Part 3もあります。
今回はKnowledge Salon からのお誘いで
The Foreign Correspondents’ Club of Japan
(日本外国特派員協会)の会長
Lucy Birmingham氏のThe State of the Foreign Media in Japan
というタイトルのトークを聞きに行って来ました。
The Japan Times の副編集長のEric Johnston氏とともに
「世界が日本を、そして日本以外の世界をどのように見ているのか」
について語ってくれました。
おとなりに座っていたのは元某大手新聞のニューヨーク特派員だった方。
この外国人特派員協会は1945年にマッカーサー元帥の命令で
戦争ジャーナリスト向けのクラブとして発足したものです。
過去数年の状況として、アジアでは中国が世界メディアの関心で
かつて東京にあった主要なメディアの事務所はほとんど中国に移っていて、
日本に何かあると香港やシンガポールから特派員が派遣されたり、
日本にいるフリーランスの記者が取材するということです。
つまり日本には世界版のニュースのネタが非常に少ないということです。
それに加えて物価が高いので日本に特派員をひとり置くお金で
中国には4人派遣できるということです。
最近の日本発世界向けのビッグニュースはアベノミックス。
今日本にいる外国人ジャーナリストが注目している日本国内のトピックは
“The growing number of entrepreneurs in Tokyo”
(東京における起業家の増加ー特に渋谷だそう)
そして”Womanomics”。
女性が柔軟にライフスタイルを選び社会進出することで
経済の起爆剤になるというもの。
日本の女性よ!ついにわれわれの時代が来そ〜うです。
そしてこれから期待されるTokyo Olympics。
ニッポンがんばれ!って感じでした。
今回の大阪行き、Part2がありますよ〜。