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2010年12月5日
Miwako's EYE
  

                                                                          Zenzero’s Flamiche

師走というくらいだから私も走っています(少なくとも頭の中は)。本当に1年という月日はあっという間に過ぎていきますね。

去年あのSusan Boyle さんの素晴らしい歌声をイギリスのBritain’s Got Talent という番組で聴いたときに (→ http://www.youtube.com/watch?v=RxPZh4AnWyk  )そのジャッジのひとりPiers Moganという人を初めて知りました。そのときはAmerican Idolの辛口ジャッジのSimon Cowelしか知らなかったのですが、その後Susan Boyleさんが世界にセンセーショナルに紹介されPiers Morganの彼女に対する意見もときどき報道され、彼のことを少しずつ知るようになりました。しかし今回CNNの長年の看板番組でもあり、私もよく見ていた時の顔の人とのトーク番組Larry King Liveの後を受けて彼の番組がスタートすることになると聞いたときはびっくり。急に彼ってどんな人物?と興味がわきました。CNNでは次のように言っています。

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Morgan’s show, which was not named in the CNN news release, will air live on CNN-US at 9 p.m. ET and will air worldwide on CNN-International in more than 200 countries, the network said. Morgan will be based in New York, but also will work from Los Angeles and London, CNN said.

CNNの報道ではまだ番組の名前が決まっていないが、MorganのショーはCNN-USの東海岸タイムゾーンでは午後9時に放映される予定で、CNN-Internationalでは200カ国以上に放映される予定である。Morganはニューヨークにベースを置くが、LAやロンドンからも放映するということだ。

King announced this summer that he was stepping aside from CNN’s “Larry King Live,” a show he began hosting in 1985.

Larry Kingは1985年にホストを始めた”Larry King Live”を降板することを今年の夏明らかにした。(“step aside”で “step down”ではないので厳密にはメインではなくなるが、まだ番組には何らかの形で関わる事があることを示唆しています)

“I have watched ‘Larry King Live’ for much of the last 25 years, and dreamed of one day filling the legendary suspenders of the man I consider to be the greatest TV interviewer of them all,” Morgan said.

「私はLarry King Liveを25年間見ていて、TVの最もすばらしいインタビュアーだと私が思うあの伝説的なサスペンダーをいつの日か自分が身につける事を夢見ていました。」(サスペンダーはLarryKingのトレードマーク)とMorganは言っている。

Morgan, 45, began his journalism career as a newspaper reporter in the United Kingdom for The Wimbledon News. In 1994, when he was 28, Morgan became the youngest editor ever at Rupert Murdoch’s News of the World. He moved to the Daily Mirror as editor-in-chief in 1995, a post he held for nine years.

45歳のMorganはイギリスのThe Wimbledon Newsで新聞記者としてジャーナリズムのキャリアをスタート。1994年、28歳の時にRubert MurdockのNews of the Worldで一番若い編集者になった。その後9年間務めることになるDaily Mirror紙に1995年に移り編集長になった。

He left the Mirror under a cloud of controversy in 2004, after the publication of photos purported to be of abused Iraqi prisoners. The newspaper later acknowledged the images were faked, saying it was the victim of a hoax.

2004年虐待されたイラクの刑務所の囚人だといわれる写真の出版をめぐっての論争でMirror紙を辞めた。紙は後にその写真は偽造だと認め、かつがれたと言っている。

Morgan went on to become a television personality, hosting interview programs on the BBC and ITV. Simon Cowell hired Morgan as on a judge on the top-rated “Britain’s Got Talent.”

その後Morganはテレビのパーソナリティになり、BBC とITVでインタビュアー番組の司会をした。Simon Cowellが視聴率最高の”Britain’s Got Talent” の審査員に抜擢した。

His print journalism career continued beyond the Mirror, including a monthly interview column for GQ magazine.

Mirror紙以降も、GQ紙の毎月のインタビュアーコラムを含め彼の紙面におけるジャーナリズムキャリアは続いた。

Morgan also writes two regular columns for the Mail on Sunday newspaper, which he will continue. 

Morganはthe Mail紙の日曜版に2つのコラムを持っており、それは継続する。

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ということで、紙のメディアもテレビも多くの経験があるようです。同じCNNのThe Situation Room 担当のWolf Blitzer が WiliLeaks 創設者のJulian Assange についてどう思うかたずねたところ、Piersは “He is a freedom fighter and at the same time a terrorist in the cyberspace.”と言ったところは私もぴったり同感でした。ただ、イギリスとアメリカのジョークのポイントがずれなきゃいいんですが、Piers Morganさん1月より期待してます!

                                  

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2010年11月21日
Miwako's EYE

BBCでChopin Reloadedという番組を見ました。ラテンジャズのシンガーのペルー人とポーランド人の両親を持つこの写真のMarita Alban Juarezが、ショパン生誕200年の今年、祖国ポーランドと世界をまわり今でもなおファンが多いこの作曲家のlegacyを追います。番組の長さは55分だったのですが、その割に日本人がたくさん出ていたのでびっくり。
まず、アメリカ人でショパンコンクールとチャイコフスキーコンクールで賞を取っているKevin Kennerからパリでピアノを教わっているAkihito Okuda(奥田暁仁/ベルリン芸術大学在学中)さん。クラッシック音楽を勉強している日本人がヨーロッパにたくさんいることは知っていましたが、彼の真摯なショパンの練習風景は大変格好よかったです。
それからジャズピアニストのMakoto Ozone(小曽根真)さん。
実を言うと彼は今でこそ日本人音楽界の重鎮ですが、彼がボストンのBerklee College of Musicを出たばかりでまだ無名だった頃、ロサンジェルスのValleyと呼ばれる山ひとつ向こう側のたぶんVentura Blvdあたりのライブハウスに彼の演奏を聴きに行ったことがあります。私の大学の友人が神戸出身で、Makotoさんがその子の幼なじみだったということで、彼の応援を頼まれたのです。たしかJon Hendricksというジャズプレーヤー(シンガー)の家族の演奏の前座だったような記憶があります。ワンセッションがドリンク付きで確か$36 + tip。友達が最後までいてくれというので2セッションいて x 2で90ドルくらい一晩でお金を使って貧乏学生の私たちはヒーヒー心の中では言っていましたが、演奏は心に残るものでした。やはり友人が言っていたように「ただの人じゃない」と思いました。そのときは彼の名字Ozoneが英語で読むと「オゾーン」という音になったので、友人たちとジョークを言い合ったものでした。そのジャズ畑の彼がクラシックのショパンに挑戦しています。このビデオには少ししか出ていませんが、彼の演奏でアドリブで歌うポーランド人の歌手Anna Maria Jopekも最高にすばらしかったです。下のYouTubeからのダウンロードはこのBBCの番組で使われたクリップとオーバーラップしている部分もありますが、また違う番組のものです。

それからEternal SonataというTri-Crescendo社のショパンを題材にしたロールプレイングコンピューターゲームを開発したHiroya Hatsushiba(初芝弘也)さん。ナレーターのMaritaも初めてコンピューターゲームに挑戦しました。殺し合うシーンなどはないと言っていましたが、このゲームを作るのに実際何人くらい関わったのかをMaritaが聞いていましたが、80人と言っていました。すごい数の人の仕事でひとつの作品が出来上がっているんですね。

Yukio Yokoyama(横山幸雄)さんというショパンを最も得意とするピアニストで、ショパンコンクールで3位を取った方とそのレッスンを受けている小学生の女の子も登場しています。横山さんは「ショパンをなぜ?」という質問に「ショパンは僕のlifeだ」と言っていました。
Why do we still listen to Chopin and enjoy playing his music? Well, if you happen to be able to watch this program, enjoy!

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2010年11月17日
Miwako's EYE

今日のCNNとBBCのトップを飾ったのはこのニュース。数年前から噂だったイギリスのウイリアム王子と大学時代からのスイートハートKate Middletonがついに婚約。

ふたりの出会いはスコットランドのUniversity of St. Andrews。ふたりは他のふたりといっしょに町のめだたないところにあるフラットのフラットメイトだったそう。Kateは美術史の専攻で、王子も最初は美術史だったそうですが、彼女のすすめで地理学に変えたそうです。卒業時は栄誉学生の称号をもらい、これはイギリスの王室関係者ではアカデミックなことでは一番高いレベルだそうです。
Kateのお父様はもとはBritish Airwaysに勤務しており、お母様もフライトアテンダントだったそうですが、父方の曾祖母はLeedsでは行政およびビジネス方面で大変な有力者だったようです。ご両親は1987年にParty Piecesというメールオーダーのパーティサプライビジネスを始め、現在はmillionairesだそうです。
Kateも数多くベストドレッサーに選ばれるほどの美しく洗練された女性で教養もあり、家系的にはもともとのnobility(貴族階級)ではないようですが、royal familyに加わるにふさわしい品性が備わっている感じですね。
From the interview with Kate:
Both of your friends talk about this a substantial love that’s built up over a very long period of time.
おふたりのご友人たちはこれを大変長い時をかけて育まれた実りあるすばらしい愛と言われるでしょう。(Reporter)
I think if you, when you go out with someone for quite a long time, you do get to know each other very very well. You go through the good times. You go through the bad times. You know, both personally and but with the relationship as well. And you know, I think you can come out of that stronger and, you know, learn, as I said, things about yourself.
誰かと長い間付き合っていると、お互いを本当によく理解します。いい時も悪いときもあって、個人的にも、ふたりの関係に関しても。そしてその経験を通してより強くなれるし、前にも申しましたが、自分自身に関しても学ぶことができます。(Kate)
プロポーズはケニヤで。ウイリアム王子はお母様のPrincess Dianaの婚約指輪を3週間くらいず〜っとリュックに入れて機会を待っていたそうです。お母様にも自分の人生のこのモーメントに一緒にいてほしかったということで、Kateはそのプロポーズは”truly romantic”だったと言っています。
世界中のマスコミがおふたりの成婚までたいへん騒がしいことだと思いますが、長い恋愛期間を経てここまでたどりついたおふたり、本当にお幸せに♥ They look gorgeous!
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2010年11月11日
Miwako's EYE

英語教師をやっていて大変うれしいことのひとつにたくさんものが読めるということがあります。
ある受験生のクラスで佐賀大医学部の過去問をやっていて登場したのが写真のErik Weihenmayerの”In Hillary and Tenzing’s Bootprints”からの引用読解文。
生まれつき網膜分離症をわずらい、13歳で完全に失明。しかし、高校ではレスリング部のキャプテンで、ボストンカレッジ時代はタジキスタンのパミール高原のトレッキングに行っています。中学校教育の修士号も取得した年に北パキスタンのカラコルムのBatura氷河にも登頂し、1995年にはAmerican foundation for the Blindがスポンサーになって北アメリカの最高峰のMt. McKinleyも制覇しています。1998年にはケニヤのKilimanjaroに、そして1999年にはアルジェンチンのMount Aconcaguaも制覇、2001年にはMt. Everestも制覇と、are you really blind?? と目が見える人でも通常なしえないことを、おそらく想像を絶する努力のもとに成し遂げています。
こういう偉業を成し遂げた人々のことを考えるとき、人の生き様とは本当に「意思力」なんだと痛感させられます。「念じればなる」とも言いますが、本当に強く求めれば、自ずと努力してその目標を達成することができるのでしょう。
受験生のみなさん、本当にその大学に入りたければ、誰よりも強くそれを意識し、そのためには今何をすべきかを考え、行動に移しましょう。そうすればかならずや春には何かを得られるはずです。
Where there is a will, there is a way.
(意思あるところに道あり)
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2010年11月7日
Miwako's EYE

多分野でクリエイティブな人

またまたCNNの中の私の好きな特集でICONというのがあります。
先日やっていたのがこのPhilippe Starck。フランスのパリ生まれですが、住んでいる拠点がいくつかあるようで、その中のひとつイタリアのベニスのMuranoでの彼にインタビューしているのがこのビデオです。
彼は新感覚のデザイナーで、建物から家具、バイクや雑貨、その他歯ブラシなど素晴らしいデザインを次から次にやっています。
1982年にフランスのミッテラン大統領のアパルトマンのインテリアを担当したり、私の好きなテレビドラマBoston Legalでよく登場するbubble club chairをデザインしたりしてると思うと、Microsoft社のOptical Mouse光学式3ボタンマウスも彼のデザイン。以外なのがPRAMAC社のマイクロ風力発電タービンのスマートなデザインや、ブティックホテルと言われる大型チェーンでない小さくて小粋で上品なニューヨークのRoyalton HotelやLAのMondrian Hotelのインテリア。東京の浅草にあるアサヒビール本社のフラムドール(ウンコビルと呼ぶひともいます)と呼ばれるユニークな建物もスタルク作。
その彼がここイタリアのベニスのMuranoのことを次のように言っています。(彼の英語はすごいフレンチなまりで聞きにくいかもしれません)
So, to you Venice is the heart of creation?
(じゃああなたにとってベニスは創造の源?)
Yes. This is the best place to think. Here you have no cars. You have no stress. You have no electric noise. You are in a place where there is only love and harmony. What do you want more?
(そう。考えるのには一番の場所だね。ここには車も、ストレスも電気音もない。ただ愛と調和があるところにいるんだよ。他に何がいるっていうんだい?)
超近代的で斬新なデザインをする彼のクリエイティビティの根源は、人とのつながりが濃いシンプルで暖かい伝統的な田舎の生活でした。
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