オンライン・長崎・長与・時津方面で英語教室をお探しの方
2010年11月21日
Miwako's EYE

BBCでChopin Reloadedという番組を見ました。ラテンジャズのシンガーのペルー人とポーランド人の両親を持つこの写真のMarita Alban Juarezが、ショパン生誕200年の今年、祖国ポーランドと世界をまわり今でもなおファンが多いこの作曲家のlegacyを追います。番組の長さは55分だったのですが、その割に日本人がたくさん出ていたのでびっくり。
まず、アメリカ人でショパンコンクールとチャイコフスキーコンクールで賞を取っているKevin Kennerからパリでピアノを教わっているAkihito Okuda(奥田暁仁/ベルリン芸術大学在学中)さん。クラッシック音楽を勉強している日本人がヨーロッパにたくさんいることは知っていましたが、彼の真摯なショパンの練習風景は大変格好よかったです。
それからジャズピアニストのMakoto Ozone(小曽根真)さん。
実を言うと彼は今でこそ日本人音楽界の重鎮ですが、彼がボストンのBerklee College of Musicを出たばかりでまだ無名だった頃、ロサンジェルスのValleyと呼ばれる山ひとつ向こう側のたぶんVentura Blvdあたりのライブハウスに彼の演奏を聴きに行ったことがあります。私の大学の友人が神戸出身で、Makotoさんがその子の幼なじみだったということで、彼の応援を頼まれたのです。たしかJon Hendricksというジャズプレーヤー(シンガー)の家族の演奏の前座だったような記憶があります。ワンセッションがドリンク付きで確か$36 + tip。友達が最後までいてくれというので2セッションいて x 2で90ドルくらい一晩でお金を使って貧乏学生の私たちはヒーヒー心の中では言っていましたが、演奏は心に残るものでした。やはり友人が言っていたように「ただの人じゃない」と思いました。そのときは彼の名字Ozoneが英語で読むと「オゾーン」という音になったので、友人たちとジョークを言い合ったものでした。そのジャズ畑の彼がクラシックのショパンに挑戦しています。このビデオには少ししか出ていませんが、彼の演奏でアドリブで歌うポーランド人の歌手Anna Maria Jopekも最高にすばらしかったです。下のYouTubeからのダウンロードはこのBBCの番組で使われたクリップとオーバーラップしている部分もありますが、また違う番組のものです。

それからEternal SonataというTri-Crescendo社のショパンを題材にしたロールプレイングコンピューターゲームを開発したHiroya Hatsushiba(初芝弘也)さん。ナレーターのMaritaも初めてコンピューターゲームに挑戦しました。殺し合うシーンなどはないと言っていましたが、このゲームを作るのに実際何人くらい関わったのかをMaritaが聞いていましたが、80人と言っていました。すごい数の人の仕事でひとつの作品が出来上がっているんですね。

Yukio Yokoyama(横山幸雄)さんというショパンを最も得意とするピアニストで、ショパンコンクールで3位を取った方とそのレッスンを受けている小学生の女の子も登場しています。横山さんは「ショパンをなぜ?」という質問に「ショパンは僕のlifeだ」と言っていました。
Why do we still listen to Chopin and enjoy playing his music? Well, if you happen to be able to watch this program, enjoy!

Social tagging: >
2010年11月10日
Miwako's EYE


高校生がクラスを待っている間にwaiting roomで連弾。息もぴったり。2人ともナチュラルな英語を上手に話し(or at least trying)、定期考査中も休まずにクラスに出席してくれます。他の2人のクラスメートともどもこのクラスの子たちはみんなやる気満々でエスタミネーに来てくれるのがうれしいです。(ちなみにこのクラスは「高校生特進クラス」で半分は日本人講師からCNNニュースのクリップや時の話題ー今日は小沢氏の汚職関連、来週はアメリカ人のキャリアウーマンのスピーチをやる予定で、あとの半分はネイティブとの会話をやってます)
でも2人がこんなにピアノが上手だったなんて驚きです。また聞きた〜〜い♪
Two girls are playing the piano while waiting for their class to start. Along with two other students, they come to Estaminet willing to learn, which makes me quite happy. They never skip classes, even during their exam periods.
Their performance was so great that I felt like listening to them more rather than starting the class♪
Social tagging: > >
2010年10月25日
Miwako's EYE

今週のBillboard とiTunesのトップを飾ったのはFar East MovementというグループのLike a G6という曲。
初めて聞いた名前ですが、そのオリエンタルな名前から調べてみると、やはりLA出身のオリエンタル(と東洋人のことを言います)のグループでした。一応popにカテゴライズされていますが、正確には an electro hop and electronic dance rapというカテゴリーのようです。最近よくあるエレクトリックな感じの曲です。その中心人物がKev Nish (Keven Nishihara)という中国人と日本人の両親を持つ日系の子で、韓国系アメリカ人の子たちと高校時代からグループを組んでやっていたようです。情報によると、2003年にLAのKoreatown(韓国人街)でMovementalityというイベントを主催し、そのときに集まったお金を全部麻薬のリハビリセンターに寄付したそうです。
この曲の歌詞の”fly like a G6″という意味は↓
The term “fly” according to the Urban Dictionary suggests it’s a slang term for something that is “cool” and “in style.”
The lyric “fly like a G6″ probably refers to someone/something being as cool or in style as the Gulfstream G650 model which is currently the largest and most expensive private aircraft developed by the company. The aircraft itself is seen as a status symbol for people who are rich and powerful who can afford such expensive and luxurious items.
(from answer.com)
要約すると、Urban Dictionaryによると”fly”という言葉はスラングで「かっこいい」という意味である。
“fly like a G6″という歌詞はおそらくガルフストリーム社製の現在最も大きく高いプライベートジェット機Gulfstream G650型のように粋で格好いいものを指す。この飛行機自体が、これだけ高価で豪華なものを買える富と力がある者のステイタスシンボルだとみなされている。
そういえば、9月に大学生の息子が帰省した際に、車の中で自分のiPhoneの音楽を聞いていて私や彼に、”What do you mean by ‘fly like a G6′?”(これどういう意味?)と聞いたことを思い出しました。私はもちろんそのときはGulfstream G650もそれが「かっこいい」という意味なども知らず、「6カ国首脳会議のサミットのことじゃない?」などとトンチンカンな答えをしたようです。あの時の曲がこれだったんだと今頃納得。子供って本当に旬な情報には早いですね。
ラテン系の人たちはiTunesのトップを飾ったことがあったような気がしますが、オリエンタルがトップを飾ったのは初めてじゃないかと思います。アメリカには本当にいろいろな国の人が住んでいて、その2世3世の世代になり移民してきた親や、そのまた親たちと確実に異なる独自のコスモポリタンな文化が熟してきているんだなあと実感しました。
Social tagging:
Monthly archive