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Life Is in the Transitions: Mastering Change at Any Age
2020年8月18日
Miwako's EYE

 

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『人生は変わっていくもの:何歳になっても変化をものともしない自分になろう』(私が勝手につけた邦題です)

 著者であるブルース・ファイラーはもともと元気印だった父親が年老いてパーキンソン病にかかりなんども自殺を図ったり、自身がガンにかかったりと大変な人生を送っています。1年かけてアメリカ50州を周り様々な人の大変な人生経験を聞き、そこからパターンを特定し人生で大きな変化が起こった時にどうやってそれを乗り越えるかのヒントを探りました。

人生のひとつのフェーズから次のフェーズへと移る過渡期(transition) が以前にも増して増えており、その過渡期を乗り切るスキルを早急にマスターすることが我々みんなにとって必要だとファイラーは言っています。仕事がひとつだけ、恋愛相手もひとりだけ、幸せの根源がひとつだけというのはもう救いようがないほどに時代遅れ。

Life Is in the Transitions に書かれていることは、「人生の途はまっすぐではなく、様々な出来事がその進行の邪魔をする。そのうち10個のうちのひとつはファイラーが言う「ライフクエイクー人生震(地震のことを英語ではearthquake アースクエイクー地面が揺れる、という)」となる。人生が大きく揺れる、つまり、今の人生から次の人生へと移らざるを得ない大変革的なことが起こる。この過渡期というのは平均して5年に1度ぐらい起きる。結果、我々は人生の半分をこの落ち着かない状態(過渡期ーtransition)で過ごすことになる。あなた、もしくはあなたの知り合いの誰かが今過渡期にいるだろう。」

ファイラーが見つけたパワフルなスキルとは、感情に素直に向き合い、古い自分の価値観を捨て、いろんな方法を試し、他の人に助けを求めることなどなど。また、家族で語り継がれている話も力をくれるものだと言っています。

 英語で読める人は是非読んでみてください。日本語版が出るのが待ち遠しいですね。

 


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